最強のカメラが世に解き放たれようとしております。
本日も” Royal Street Journal ”をお読みいただきありがとうございます。Hiroです。
2021年1月27日0:00。SONYから新たなカメラの発表がありました。タイトルにある通り新カメラの名称は「α1」。SONYが展開しているフルサイズカメラの名称はαシリーズとして知られています。現行のラインナップは、「α7C」「α7(無印)シリーズ」、「α7Rシリーズ」、「α7Sシリーズ」、「α9シリーズ」となっております。
いずれのカメラも、スタンダード、高画素、高感度に強い、スポーツに強いなど個性があり、ユーザーが何を撮りたいかによって適切なボディを選べるのがとても良いです。SONYのカメラは様々な強みがある一方で、フラッグシップいわゆる最上位の機種という立ち位置に属するものをこれまで明言してきませんでしたが、今回の「α1」はフラッグシップであるとのことです。
突如サイトに現れた「The one never seen」
「α1」発表前にSONYのサイトにティザー広告が現れました。発表前ということで当然誰もがこれから発表されるカメラについて知らない状態でしたので、ネットには様々な噂が飛び交っておりました。
「ティザーに赤と青の線があるからRの高画素とSの高感度耐性を兼ね備えたクアッドベイヤーセンサー搭載のカメラか!?」とか「曲面センサーを搭載した全く新しいカメラ?」、「『The one』って書いてあるからα1?(←これ当ててた人すごい)」等々。
普段であれば、こういった発表前にはリーク画像や情報が飛んでおり、往々にしてそれが当たるのが通例でしたが、今回は発表されるまで情報も少なくワクワクしてるだけの状態でした。
そして時は2021年1月26日0:00。SONYからの発表が始まります。
「私たちは常に挑戦者であるであろうと努めている。自らに挑戦し、クリエイターの溢れんばかりの想像力をサポートする。」
「この想像力がエキサイティングな『未来』を切り拓く。」
「本日ご紹介するのは、その未来への新たな第一歩」
「THE ONE」
.
..
…
かっこいいいいいいいいい。
何においても「1」という数字は果てしない魔力があります。どんなカメラなのか知りもしないのに脳死で欲しいってなりました。
「α1」というカメラについて
まずは「α1」がどのようなカメラかについて触れていきます。
約5010万画素 × 30fps
約5010万画素という高画素なセンサーでありながら、1秒あたり30コマも撮影できてしまう化物のようなスペック。言い換えると精細な画をたくさんのコマ数で撮れるというものになります。これにより撮影した写真をもう少し大きく引き伸ばしたいという時も精細な画を保ってまま表現できるので、よりシャッターチャンスを逃しにくくなるというものになります。
8K 30p
いよいよSONYのカメラにも「8K 30p」が搭載されました。CanonのEOS R5にも搭載され当時は驚きが大きかったですが、ここにきてSONYもようやく実装。ただし8K映像を編集するにはスペックの高いPC等も必要になってくるので現時点では一般人が手軽に編集できるものとは言い難いかもしれません。しかし、撮影時に低ビットのプロキシ動画も同時記録できるとのことで編集するためのハードルは一気に下がりそうですね。
まだまだすごい機能がたくさんあるよ
その他にも目玉となる機能がたくさんあります。
- 同時発表された「Xperia pro」とα1を連動させることにより、プロ現場における撮影から納品までのワークフローの効率化。
- フラッシュ同調速度1/400秒
- α7SIIIから搭載の新メニューの採用
etc…
挙げていったら枚挙にいとまがありません。
「約5010万画素 × 30fps」や「8K 30p」は写真・動画において具体的な数値の例としてダイレクトに伝わるかなと思い取り上げてみました。
個人的に興味がある機能は、「電源OFF時にシャッターを閉じる機能」です。一見地味に見えるかと思いますが、レンズ交換式一眼レフにおいてこの機能はカメラの生命とも言えるセンサーをレンズ交換時に守ることができるとても素晴らしいものになります。これは今後発売されるカメラにも落とし込んで欲しいなと思いました。
α1についてもっと詳しく知りたい方へ
→ https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-1/?s_pid=jp_/ichigan/_index_high-ama_bn_ILCE-1
欲しい。
気になる値段ですが、税込で約90万円とのこと。単純に金額だけ見たら高いですよね。ですが、機能に対して鑑みると、金額的には抑えられていると感じられます。最強のスチルカメラでもあり、最強のムービーカメラでもあるので、それが一つにまとまっているというのはとても魅力的であります。まさに「All in One」なカメラであることは間違いありません。